薬膳食材「なつめ」を紹介(砂糖不使用、そのまま食べられる)
薬膳って?
薬膳(やくぜん)とは、中国から伝わった「体にやさしい食」のこと。
もともとは「薬食同源(やくしょくどうげん)」という考え方から生まれました。
「食べること」と「体を整えること」は、どちらも同じくらい大事だよね、という古くからの知恵なんです。
薬膳でいちばん大切なのは、心身のバランスを整えること。
知識を少しだけ持っておくだけで、自分や大切な人の体調を整えたり、病気を遠ざけたりできるんです。
例えば季節の食材を食べる、これも大事な食養生。
【紅鶴や】で取り扱っている商品のなかで、そのまま気軽に食べられる「甜なつめ」「紅糸なつめ」を紹介します。
甘さが強い「甜なつめ」とさっぱりした「紅糸なつめ」
「棗(なつめ)」は、中国では「1日3粒で老い知らず」と言われるほど。世界三大美女の一人「楊貴妃」も愛した美容と健康にうれしい果実なんです。
ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富で、冷えやすい方、疲れやすい方、なんとなく元気が出ない…というときにぴったりです。
なつめの開花は5、6月頃。黄色い花が咲きます。
その後に実をつけますが、生の果実はリンゴのような食感でさっぱりとした味なんだとか。
熟すにつれて紅色になり、水分が抜けていきます。その後、紅く熟したなつめを収穫して、1週間~1か月ぐらい天日干しにしたらドライなつめになるんです。
甜なつめ
糖度と栄養価が一般的な紅なつめよりも高く、甘みが濃くもちっとした食感が特徴。
種抜きなので、手軽におやつに。
数あるなつめの中でも唯一、樹の上で自然乾燥させてから収穫する甜なつめ。
紅糸なつめ
りんごのような爽やかな甘みとシャキシャキとした食感。
成長過程で種の皮しかできない品種で、そのまま実と一緒に食べられます。豊富に含まれるビタミンCと種の栄養が取れることが特徴。
はみナツメ
通常のナツメ約1.5cmの2倍ほどの大きさで、ふわっとパンの様に柔らかな果肉と適度な甘みとフルーティさが特徴。
脂質はナッツの20~30分の1ですが、栄養価は非常に高い。